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バージン ココナッツオイルで錆びない人生に

今回、私がこの「ココナッツ マイスターコース」講習を受けて、まず感じたことは、『飽和脂肪酸を含む食品を摂取した場合、動脈硬化や心臓病を引き起こす要因になる。』という、科学的な研究や分析に基づかない誤った風評が原因で、今まで「ココナッツオイル」の優れた効能を、一般に知らしめてなかったのが、とても残念でならないという事です。

私は、今50代ですが、もしも今日まで、何十年も「バージン ココナッツオイル」を食生活やその他、ボディケア等に取り入れていたとしたら、毎日の新陳代謝によって、全身の細胞の形成や健康状態、また特に脳の栄養と発達において、私の身体は全然ちがっていただろうと憂えた。

それを取り戻す為にも、これからどんどん「バージン ココナッツオイル」を摂取していきたいと思った。そして私の家族はもちろんの事、友人、知人やできる限り周りの多くの、まだよく「ココナッツオイル」の効能を知らない人達にも、食事会や説明会を開催してみたいと強く思った。

私が講義の中で、特に興味を持ったのは、「ココナッツオイル」は栄養価が高いのみでなく、効果、効能が多いこと、それに油の分類のところで、中鎖脂肪酸が体内で、消化・吸収されるときの特徴は、これまで聞いたことがなかった。

通常、長鎖脂肪酸の場合、腸で膵リパーゼにより分解され、胆汁酸ミゼルとなりさらに再合成された後、リンパ管から血管を通り各細胞に運ばれていく。もし血管壁の状態が悪いとその場所に、脂肪やコレステロールがたまって、それが酸化すると危険因子になってしまうことがある。それに脂肪は、一度体内に貯蔵され必要に応じてエネルギーとなるので、肥満の要因となってしまう。ところが、中鎖脂肪酸の場合、胃リパーゼによって分解されたのち、腸管から直接、肝臓に運ばれ高エネルギーのケトン体となって、すぐに燃焼してしまう。このルートがとても興味深い。

そして、血管を詰まらせる事などでおこる心筋梗塞などの心臓病や脳梗塞、また高血圧などの血管の病気も減らす事ができる。脂肪が体内に蓄積されずエネルギーになるのだから、基礎代謝は上がり、熱産生を促進することで、身内で燃焼するカロリー量を高めることができるので、太りにくいケトン体質を作ることが出来る。これは、食べても太らない身体ができる上、ダイエットのストレスからも開放されるということになる。実に素晴らしい。

今までは、不飽和脂肪酸の方が、常温で液体だし見た目もサラサラなので、体に吸収され燃焼されやすいと思っていた。特にオリーブオイルなどのオレイン酸は常用していた。ごま油や大豆油などに含まれるリノール酸やリノレン酸も必須脂肪酸と言われているので、ヘルシーなイメージを持っていた。特に、必須脂肪酸で多価脂肪酸のオメガ3系のアルファーリノレン酸、エイコサペンタエン、ドコサヘキサエンやオメガ6系のリノール酸、アラキドン酸などは、体内で形成されにくいので魚類等から摂取した方がいいと聞いていたし、身体にいい油のイメージ=不飽和脂肪酸と思っていたのだろう。

またトランス脂肪酸については、最近のTVなどの番組でも頻繁に、バターよりマーガリンの方が身体によくないとは聞いていたが、どのように悪いのか具体的には理解していなかった。なんと、トランス脂肪酸自体、自然界にない全く合成された油だったなんて、本当に我が国は、自国民の健康を守る気があるのか、逆に国民の命をもないがしろにしているのではないかと疑ってしまう。 欧米や他の先進国では、食品に対してかなりの規制があるのに、食育に関心が高いと言われている日本で、いまだに堂々とスーパーに並んでいる。マーガリンだけでなく、ショートニング、コーヒークリームや植物性生クリーム、乳化剤やそれらで加工された食品、もう数え上げたらきりがないが、特に子供向けの食品に多く使用されているなんて、日本では出生率が減少しているというのに、子供達の将来の健康まで蝕んでいる現状ではないだろうか。

これからは、自らが正しい知識を得て、食生活や健康の自己管理をしていかないといけない時代だと思った。そんな中、この「ココナッツ マイスターコース」の講習はある意味、社会に貢献しているといえる。

次に、ココナッツオイルの効果、効能についてだが、TV番組や雑誌で「ココナッツオイル」が取り上げられる時に、よく出てくるのが、早期のアルツハイマーやパーキンソン病に効果があるということだ。なぜ認知症が改善されるのかというと、脳の神経細胞、ミトコンドリアは、糖質やたんぱく質からできるブドウ糖・グルコースをエネルギー源としているが、それを取り込むことができなくなり、機能が低下し、脳が萎縮してしまっている状態のところに、中鎖脂肪酸からなるケトン体というエネルギー源が代わって、脳の栄養となるからである。脳には心臓の25%の血液が運ばれており、脳の成分は60%が脂質なので、ココナッツオイルの効果が表れやすいのだろう。しかしアルツハイマーが発症する時点ですでに70%の脳細胞が破壊されているというのだから脳症の発症の数十年前に、ミトコンドリアによるエネルギー生産が出来なくなっていたという事になる。脳は、年齢に係わらず正常に機能する力を持っているので、日頃からの食生活の改善で、かなりの脳症を防ぐことができると思われる。

次によくあげられるのが「ココナッツオイル」が、がんの予防になるという事だ。現代の食生活、つまり生活習慣で摂りすぎた、前述のトランス脂肪酸などを多く摂取していると、身体の免疫機能を低下させてしまう。そして、体内でがん細胞を作りだすフリーラジカル(活性酸素)が増えて、中性脂肪、コレステロールなどを酸化させ、過酸化脂質に変えてしまう。これが細胞の老化や動脈硬化、そしてガンなどを引き起こす原因となる。 しかし中鎖脂肪酸の成分には、母乳などに含まれるラウリン酸が64%も含まれており、これが体内でモノラウリンにかわり、免疫力を高める効果や抗菌・抗ウイルス作用がある。脂肪酸でタウリン酸を含んでいるのは、中鎖脂肪酸だけである。

さらに、「ココナッツオイル」の成分には、ビタミンE、プロビタミンA、ポルフェノール類、植物ステロール類が豊富に含まれており、これらには、とても強い抗酸化力がある。ストレスやフリー・ラジカル(活性酸素)が原因で、体内の中性脂肪やコレステロールが過酸化脂質と変化し、病気となることが多い。うつ病なども酸化により神経伝達ホルモンの「セロトニン」がうまく分泌されず、慢性的な疲労感、倦怠感、気分の沈み込みが起こり、やる気が出なくなって、判断力も弱まり、その状態が蓄積されていくと発症することが多い。

また、妊娠中の母親の胎盤や胎児の脳への栄養補給、またストレスによる酸化防止や妊娠中毒症にもビタミンEが必要である。新生児の発達にもビタミン類は欠かせないし、特に、産前産後は、母乳の成分でもあるラウリン酸が多く含まれる「バージン ココナッツオイル」は、ぜひ取り入れたほうがいい。

さらに、「ココナッツオイル」には、抗菌、抗カビ、抗ウイルス、抗酸化作用がある。その他の使い方としては、スキンケアとして身体に直接マッサージすることも効果的だし、ヘアケアとして髪の毛に、直接トリートメントすることもできる。さらにお口ケアとしてオイルプディングや歯茎のマッサージをして口臭予防や殺菌をすることもでき、まさに『万能のオイル』と言える。

身体とそれを支える精神は、全て食事によって栄養分が取り込まれ、エネルギー源になっているのだから、日頃から知識を吸収し、口にするものをもっと考えていかないといけないと思った。身体の血管や臓器はすべて繋がっているのだから、一箇所だけの問題ではなく全体に影響していく。 こんな万能薬に出会ったのだから、身体を隅々まで綺麗に改善していって、これからの人生を錆びさせないように、さらに謳歌していきたいと思った。

 

那覇市

仲 昌代